(金融商品取引法第24条第1項に基づく報告書)
事業年度 自 平成28年1月1日
(第93期) 至 平成28年12月31日
第93期(自平成28年1月1日 至平成28年12月31日)
有価証券報告書
1 本書は金融商品取引法第24条第1項に基づく有価証券報告書を、同法第27条の 30の2に規定する開示用電子情報処理組織(EDINET)を使用して、平成29年3月31 日に提出したデータに目次及び頁を付して出力・印刷したものであります。 2 本書には、上記の方法により提出した有価証券報告書の添付書類は含まれてお
りませんが、監査報告書、内部統制報告書を末尾に綴じ込んでおります。
目次
第93期 有価証券報告書 頁
【表紙】 ……… 1
第一部 【企業情報】 ……… 2
第1 【企業の概況】 ……… 2
1 【主要な経営指標等の推移】 ……… 2
2 【沿革】 ……… 4
3 【事業の内容】 ……… 5
4 【関係会社の状況】 ……… 7
5 【従業員の状況】 ……… 9
第2 【事業の状況】 ……… 10
1 【業績等の概要】 ……… 10
2 【生産、受注及び販売の状況】 ……… 14
3 【対処すべき課題】 ……… 15
4 【事業等のリスク】 ……… 18
5 【経営上の重要な契約等】 ……… 20
6 【研究開発活動】 ……… 21
7 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 ……… 24
第3 【設備の状況】 ……… 29
1 【設備投資等の概要】 ……… 29
2 【主要な設備の状況】 ……… 30
3 【設備の新設、除却等の計画】 ……… 32
第4 【提出会社の状況】 ……… 33
1 【株式等の状況】 ……… 33
2 【自己株式の取得等の状況】 ……… 38
3 【配当政策】 ……… 39
4 【株価の推移】 ……… 39
5 【役員の状況】 ……… 40
6 【コーポレート・ガバナンスの状況等】 ……… 44
第5 【経理の状況】 ……… 56
1 【連結財務諸表等】 ……… 57
2 【財務諸表等】 ……… 107
第6 【提出会社の株式事務の概要】 ……… 119
第7 【提出会社の参考情報】 ……… 120
1 【提出会社の親会社等の情報】 ……… 120
2 【その他の参考情報】 ……… 120
第二部 【提出会社の保証会社等の情報】 ……… 121
監査報告書
平成28年12月連結会計年度
平成28年12月事業年度
内部統制報告書
【表紙】
【提出書類】 有価証券報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 平成29年3月31日
【事業年度】 第93期(自 平成28年1月1日 至 平成28年12月31日)
【会社名】 サッポロホールディングス株式会社
【英訳名】 SAPPORO HOLDINGS LIMITED
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 尾賀 真城
【本店の所在の場所】 東京都渋谷区恵比寿四丁目20番1号
【電話番号】 03(5423)7213(経営管理部)
【事務連絡者氏名】 取締役 経営管理部長 征矢 真一
【最寄りの連絡場所】 東京都渋谷区恵比寿四丁目20番1号
【電話番号】 03(5423)7213(経営管理部)
【事務連絡者氏名】 取締役 経営管理部長 征矢 真一
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号) 証券会員制法人札幌証券取引所
(札幌市中央区南一条西五丁目14番地の1)
第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
(1)連結経営指標等
回次 第89期 第90期 第91期 第92期 第93期 決算年月 平成24年12月 平成25年12月 平成26年12月 平成27年12月 平成28年12月 売上高 (百万円) 492,490 509,834 518,740 533,748 541,847 経常利益 (百万円) 13,689 15,130 14,565 13,211 19,202 親会社株主に帰属する当
期純利益
(百万円) 5,393 9,451 340 6,108 9,469 包括利益 (百万円) 11,090 24,339 7,283 7,579 5,211 純資産額 (百万円) 134,946 155,366 160,004 163,822 166,380 総資産額 (百万円) 597,636 616,752 625,439 620,388 626,351 1株当たり純資産額 (円) 336.60 388.77 401.17 2,027.21 2,062.86 1株当たり当期純利益 (円) 13.77 24.20 0.87 78.40 121.56 潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
(円) - - - - -
自己資本比率 (%) 22.1 24.6 25.0 25.5 25.7
自己資本利益率 (%) 4.2 6.7 0.2 3.9 5.9
株価収益率 (倍) 20.3 18.3 587.0 33.9 24.8 営業活動による
キャッシュ・フロー
(百万円) 29,618 32,861 22,284 35,265 32,570 投資活動による
キャッシュ・フロー
(百万円) △59,485 △13,268 △17,229 △9,755 △27,586 財務活動による
キャッシュ・フロー
(百万円) 30,159 △19,147 △7,307 △24,802 △4,827 現金及び現金同等物
の期末残高
(百万円) 9,725 11,518 9,748 10,399 10,475 従業員数
(名)
7,264 7,434 7,014 7,484 7,858
(外、平均臨時 従業員数)
(5,131) (5,622) (5,217) (5,077) (5,242)
(注)1 売上高には、消費税等は含まれておりません。
2 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載 しておりません。
3 「企業結合に関する会計基準」(企業結合会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、当連結会計年 度より、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。
4 平成28年7月1日付で普通株式5株につき1株の割合をもって株式併合を実施しております。前連結会計年 度の期首に当該株式併合が行われたと仮定し、1株当たり純資産額および1株当たり当期純利益を算定して おります。
5 第93期より、「役員株式給付信託(BBT)」を導入しております。 当該株式給付信託が所有する当社株式につ いては、連結財務諸表において自己株式として計上しております。1株当たり純資産額を算定するために期 末発行済株式総数から、当該株式給付信託が所有する当社株式の数を控除しております。また、1株当たり 当期純利益を算定するための普通株式の期中平均株式数について、当該株式給付信託が所有する当社株式の
(2)提出会社の経営指標等
回次 第89期 第90期 第91期 第92期 第93期 決算年月 平成24年12月 平成25年12月 平成26年12月 平成27年12月 平成28年12月 営業収益 (百万円) 7,921 7,572 9,401 6,987 14,124 経常利益 (百万円) 5,840 5,762 6,969 4,369 10,807 当期純利益 (百万円) 4,825 5,749 6,411 3,970 11,455 資本金 (百万円) 53,886 53,886 53,886 53,886 53,886 発行済株式総数 (千株) 393,971 393,971 393,971 393,971 78,794 純資産額 (百万円) 137,131 141,535 145,665 147,029 156,473 総資産額 (百万円) 383,138 379,737 389,818 385,130 394,475 1株当たり純資産額 (円) 348.60 362.76 373.86 1,887.31 2,008.76 1株当たり配当額
(円)
7.00 7.00 7.00 7.00 37.00
(内、1株当たり 中間配当額)
(0.00) (0.00) (0.00) (0.00) (0.00) 1株当たり当期純利益 (円) 12.32 14.72 16.44 50.96 147.05 潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
(円) - - - - -
自己資本比率 (%) 35.8 37.3 37.4 38.2 39.7
自己資本利益率 (%) 3.6 4.1 4.5 2.7 7.5
株価収益率 (倍) 22.6 30.0 31.1 52.2 20.5 配当性向 (%) 56.8 47.9 42.6 68.7 25.2 従業員数
(名)
50 66 112 117 160
(外、平均臨時 従業員数)
(1) (1) (-) (4) (7)
(注)1 営業収益には、消費税等は含まれておりません。
2 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載 しておりません。
3 平成28年7月1日付で普通株式5株につき1株の割合をもって株式併合を実施しております。前事業年度の 期首に当該株式併合が行われたと仮定し、1株当たり純資産額および1株当たり当期純利益を算定しており ます。
4 第93期より、「役員株式給付信託(BBT)」を導入しております。 当該株式給付信託が所有する当社株式につ いては、財務諸表において自己株式として計上しております。1株当たり純資産額を算定するために期末発
2【沿革】
当社は、過度経済力集中排除法及び企業再建整備法の適用を受けた大日本麦酒株式会社(以下旧会社といいます) の決定整備計画に基づき設立され、資本金1億円をもって昭和24年9月1日「日本麦酒株式会社」として発足しまし た。発足時、当社は旧会社から「サッポロ」「ヱビス」の両商標を受け継ぎました。
その後、多くの工場・支店や研究所を開設しながら飲料、ワイン洋酒、焼酎、不動産、国際事業などにも事業を拡 大し、企業グループとして発展を続けてまいりました。
昭和39年1月に「サッポロビール株式会社」へ社名変更し、さらに平成15年7月には純粋持株会社「サッポロホー ルディングス株式会社」となり、持株会社制の下での新たな経営形態へ移行しました。平成23年3月には株式会社ポ ッカコーポレーションを主とした企業グループの株式を取得し、「国内酒類」「国際」「食品・飲料」「外食」「不 動産」の各事業会社を擁する企業グループとなりました。
なお、旧会社は明治39年3月、札幌・日本・大阪の3麦酒会社の合同により設立され、その3社のうち札幌麦酒株 式会社は、明治9年9月に設立された開拓使麦酒醸造所に端を発しますところから、当社は平成28年9月をもって創 業140周年を迎えました。
昭和24年9月 日本麦酒株式会社発足 本店所在地:東京都目黒区三田247番地
日本共栄株式会社(現株式会社サッポロライオン)を設立(現連結子会社) 昭和24年10月 東京証券取引所上場
昭和25年4月 札幌証券取引所上場
昭和32年1月 国際飲料株式会社(サッポロ飲料株式会社)を設立 昭和39年1月 「サッポロビール株式会社」と社名変更
本店を「東京都中央区銀座七丁目1番地」に移転
昭和49年12月 丸勝葡萄酒株式会社(サッポロワイン株式会社)の全株式を取得 昭和53年11月 本店を「東京都中央区銀座七丁目10番1号」に移転
昭和59年7月 米国(ニューヨーク)にSAPPORO U.S.A.,INC.を設立(現連結子会社) 昭和63年6月
平成5年4月
星和不動産管理株式会社(現サッポロ不動産開発株式会社)を設立(現連結子会社) サッポロファクトリー開業
平成6年9月 本店を「東京都渋谷区恵比寿四丁目20番1号」に移転 平成6年10月 恵比寿ガーデンプレイス開業
平成15年7月 純粋持株会社へ移行し「サッポロホールディングス株式会社」と社名変更 新たにサッポロビール株式会社を設立(現連結子会社)
平成18年4月 焼酎事業を営業譲り受けによって取得
平成18年10月 カナダ(ゲルフ)のSLEEMAN BREWERIES LTD.の株式を取得し子会社化(現連結子会社)
平成18年12月 国 際 事 業 を 統 括 す る 事 業 会 社 と し て サ ッ ポ ロ イ ン タ ー ナ シ ョ ナ ル 株 式 会 社 を 設 立 ( 現 連 結 子 会 社)
平成22年3月 ベトナム(ロンアン)のSAPPORO VIETNAM LTD.の株式を取得し子会社化(現連結子会社) 平成23年3月 株式会社ポッカコーポレーションの株式を取得し子会社化
平成24年3月 食 品・飲 料事 業 の 統 合会 社とし て ポッ カ サッ ポ ロフ ー ド &ビバ レ ッジ 株 式会社 を 設 立( 現 連結 子 会社)
平成25年1月 ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社がサッポロ飲料株式会社及び株式会社ポッカコーポ レーションを消滅会社とする吸収合併を実施
3【事業の内容】
当社グループは、当社及び子会社70社、関連会社9社によって構成され、その主な事業内容と、主要会社の当該事 業における位置づけは次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。
なお 、当 社は 、有 価証券 の 取 引等の規 制に 関す る内 閣 府令 第49条 第2 項に 規定 す る特 定上 場会 社等 に該 当し てお り、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断すること となります。
(1)国内酒類事業
サッ ポロ ビー ル㈱ (連 結子 会 社) はビ ール ・発 泡酒 、 国産 ワイ ン、 その 他の 酒類 の 製 造・販 売を 行って おり ま す。㈱恵比寿ワインマート(連結子会社)は、ワイン・洋酒等の店舗販売及び通信販売をしております。
(2)国際事業
サッポロインターナショナル㈱(連結子会社)は、国際事業を管理・統括する会社であります。北米市場におい ては、アメリカ国内でのビールの販売会社であるSAPPORO U.S.A.,INC.(連結子会社)、カナダでビールの製造・ 販売を行うSLEEMAN BREWERIES LTD.(連結子会社)を中心に展開しており、SLEEMAN BREWERIES LTD.はサッポロブ ランドのビールも製造し、SAPPORO U.S.A.,INC.へ納入しております。アジア市場においては、ベトナムでSAPPORO VIETNAM LTD.(連結子会社)がビールの製造・販売を行っております。
(3)食品・飲料事業
ポッカサッポロフード&ビバレッジ㈱(連結子会社)は飲料水・食品の製造・販売を行っております。㈱ポッカ ク リ エ イ ト ( 連 結 子 会 社 )は 、 カ フ ェ の 経 営 を 行 っ て お り ま す 。 ま た 、 海 外 に お い て は 、 シ ン ガ ポ ー ル でPO K K A C OR P OR A T IO N ( S IN G A PO R E) PT E . L TD . ( 連 結 子 会 社 ) が 飲 料 水 ・ 食 品 の 製 造 ・ 販 売 を 、 マ レ ー シ ア で P O KK A A C E (MALAYSIA) SDN. BHD.(連結子会社)及びPOKKA(MALAYSIA) SDN. BHD.(連結子会社)が飲料水の製造・販売を行 っております。
(4)外食事業
㈱サッポロライオン(連結子会社)は、ライオンチェーンのビヤホール、レストランをはじめ各種業態の飲食店 を経営しており、サッポロビール㈱及びポッカサッポロフード&ビバレッジ㈱が販売する各種製品等を顧客に提供 しております。また、海外においては、シンガポールでSAPPORO LION (SINGAPORE) PTE. LTD.(連結子会社)が飲 食店の経営を行っております。
(5)不動産事業
サッポロ不動産開発㈱(連結子会社)は、オフィス、住宅、商業、飲食、文化施設等の複合施設「恵比寿ガーデ ンプレイス」(東京都渋谷区、目黒区)及び商業、アミューズメント等の複合施設「サッポロファクトリー」(札 幌市中央区)の管理・運営を行うとともに、当社グループの不動産事業を統括しております。㈱東京エネルギーサ ービス(連結子会社)は、「恵比寿ガーデンプレイス」にエネルギーを供給しております。
(6)その他事業
宮坂醸造㈱(連結子会社)は、食品の製造・販売を行っております。
事業の系統図
(注)1 当社が直接所有している、または、資本金1億円以上の会社のみを記載しております。
2 上記のほか、「サッポログループマネジメント㈱」(連結子会社)は、グループ本社機能を担うとともに 関係会社への間接業務サービスを提供する機能分担会社です。また、「サッポログループ物流㈱」(連結 子会社)は、グループの物流機能を担う機能分担会社です。
3 前連結会計年度に記載していたサッポロフーズネット㈱は、平成28年12月20日付にて清算結了したため、 記載しておりません。
4【関係会社の状況】
名称 住所
資本金又 は出資金
(百万円)
主要な事業 の内容
議決権の 所有割合
(%)
関係内容 役員の兼任等
資金 援助
営業上の取引
設備の 賃貸
その他 当社
役員
(人) 当社 従業員
(人)
(連結子会社)
サッポロビール㈱ 東京都渋谷区 10,000 国内酒類 100.0 0 1 あり
グループ経営分 担金他の負担
― ―
サッポロ
インターナショナル㈱
東京都渋谷区 15,503 国際 100.0 0 4 あり
グループ経営分 担金他の負担
― ―
ポッカサッポロ フード&ビバレッジ㈱
名古屋市中区 5,431 食品・飲料 100.0 0 0 あり
グループ経営分 担金他の負担
― ―
㈱サッポロライオン 東京都中央区 4,878 外食 100.0 0 2 なし
グループ経営分 担金他の負担
― ―
サッポロ不動産開発㈱ 東京都渋谷区 2,080 不動産 100.0 0 7 あり
グループ経営分 担金他の負担
― ―
サッポロ
グループマネジメント㈱
東京都渋谷区 25 その他 100.0 2 5 あり 間接業務の受託
建物の 賃貸
―
㈱恵比寿ワインマート 東京都渋谷区 300 国内酒類
100.0 (100.0)
0 0 なし ― ― ―
沖縄ポッカ食品㈱ 沖縄県国頭郡 128 食品・飲料
100.0 (100.0)
0 0 あり ― ― ―
㈱ポッカクリエイト 東京都千代田区 300 食品・飲料
100.0 (100.0)
0 0 あり ― ― ―
フォーモスト ブルーシール㈱
沖縄県浦添市 151 食品・飲料
99.8 (99.8)
0 0 なし ― ― ―
㈱東京エネルギー サービス
東京都渋谷区 490 不動産
100.0 (100.0)
0 3 なし ― ― ―
宮坂醸造㈱
東京都東久留米 市
86 その他 51.0 1 1 なし ― ― ―
SAPPORO U.S.A., INC.
アメリカ ニューヨーク州 ニューヨーク市
7,200 千米ドル
国際
100.0 (100.0)
0 2 なし ― ― ―
SAPPORO CANADA INC.
カナダ オンタリオ州 トロント市
299,000 千加ドル
国際
100.0 (100.0)
0 2 なし ― ― ―
SLEEMAN BREWERIES LTD. カナダ オンタリオ州 ゲルフ市
50,634 千加ドル
国際
100.0 (100.0)
0 2 なし ― ― ―
SAPPORO ASIA PRIVATE LTD.
シンガポール
97,444 千米ドル
国際
100.0 (100.0)
0 2 なし ― ― ―
SAPPORO VIETNAM LTD.
ベトナム ロンアン省
1,912,795 百万ベト ナムドン
国際
100.0 (100.0)
0 3 なし ― ― ―
名称 住所
資本金又 は出資金
(百万円)
主要な事業 の内容
議決権の 所有割合
(%)
関係内容 役員の兼任等
資金 援助
営業上の取引
設備の 賃貸
その他 当社
役員
(人) 当社 従業員
(人)
(連結子会社)
POKKA (MALAYSIA) SDN. BHD.
マレーシア ジョホール州
60 百万マレ ーシアリ ンギット
食品・飲料
100.0 (100.0)
0 0 なし ― ― ―
PT.POKKA DIMA INTERNATIONAL
インドネシア 西ジャワ州
200,000 百万イン ドネシア ルピア
食品・飲料
50.0 (50.0)
0 0 なし ― ― ―
SAPPORO LION
(SINGAPORE) PTE. LTD.
シンガポール
4 百万シン ガポール ドル
外食
100.0 (100.0)
0 0 なし ― ― ―
その他32社 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
名称 住所
資本金又 は出資金
(百万円)
主要な事業 の内容
議決権の 所有割合
(%)
関係内容 役員の兼任等
資金 援助
営業上の取引
設備の 賃貸
その他 当社
役員
(人) 当社 従業員
(人)
(持分法適用関連会社)
京葉ユーティリティ㈱ 千葉県船橋市 600 国内酒類
20.0 (20.0)
0 0 なし ― ― ―
㈱ザ・クラブ・アット
・エビスガーデン
東京都目黒区 200 不動産
30.0 (30.0)
0 2 なし ― ― ―
(注)1 当社が直接所有している、または、資本金1億円以上の会社のみを記載しております。 2 主要な事業の内容欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。 3 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合であり、内数となっております。
4 前期に記載していた「サッポロワイン㈱」は、平成28年1月1日付にて「サッポロビール㈱」に吸収合併さ れ消滅したため、記載しておりません。
5 前期に記載していた「サッポロフーズネット㈱」は、平成28年12月20日付にて清算結了し消滅したため、記 載しておりません。
6 前期に記載していた「スタービバレッジサービス㈱」は、減資し資本金が1億円未満となったため、記載し ておりません。
7 当期に「宮坂醸造㈱」は、株式取得により連結子会社となりました。
8 特定子会社はサッポロビール㈱、サッポロインターナショナル㈱、ポッカサッポロフード&ビバレッジ㈱、 サッポロ不動産開発㈱、サッポログループマネジメント㈱、SAPPORO CANADA INC.であります。
9 サッポロビール㈱及びポッカサッポロフード&ビバレッジ㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売 上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等 サッポロビール㈱
ポッカサッポロ フード&ビバレッジ㈱
(1)売上高 277,672百万円 89,833百万円
(2)経常利益 8,480百万円 1,857百万円
(3)当期純利益又は
当期純損失(△)
3,671百万円 △214百万円
(4)純資産額 54,436百万円 23,834百万円
(5)総資産額 212,429百万円 63,749百万円
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
平成28年12月31日現在
セグメントの名称 従業員数(名)
国内酒類事業 1,926 (1,209)
国際事業 1,550 (691)
食品・飲料事業 2,778 (1,108)
外食事業 832 (2,007)
不動産事業 92 (69)
報告セグメント計 7,178 (5,084)
その他 385 (146)
全社(共通) 295 (12)
合計 7,858 (5,242)
(注)1 従業員数は就業人員であります。
2 ( )内は、年間平均臨時従業員数を外数で表示しております。
3 前連結会計年度末と比較して従業員が374名増加しております。主な理由としては、外食事業にお いて「㈱マルシンカワムラ」、その他において「宮坂醸造㈱」を当連結会計年度より新規に連結した ことによるものです。
(2)提出会社の状況
平成28年12月31日現在
従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
160(7) 46.5 20.9 8,197
(注)1 従業員数は就業人員であります。
2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 3 ( )内は、年間平均臨時従業員数を外数で表示しております。
4 当社のセグメントは「全社(共通)」のみのため、セグメント別情報の記載を省略しております。
(3)労働組合の状況
当社グループには、サッポロビール労働組合等が組織されております。 なお、労使関係について特に記載すべき事項はありません。
第2【事業の状況】
1【業績等の概要】
(1)業績
売上高 営業利益 経常利益
親会社株主に 帰属する当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円
平成28年12月期 541,847 20,267 19,202 9,469
平成27年12月期 533,748 13,950 13,211 6,108
増減率(%) 1.5 45.3 45.3 55.0
当期の日本経済は、2月のマイナス金利政策も個人消費の回復には繋がらず、中東情勢や英国のEU離脱などの影 響を受け、円高が進行しました。その後、米国大統領選挙の結果を受けて円安ドル高が進み、先行きが読めない変 化の激しい経済環境となりました。
当社グループ各社が事業を展開しているそれぞれの業界については、以下のとおりです。
国内酒類業界では、夏場の天候不順や消費者の節約志向による居酒屋業態の不振が需要を押し下げる要因となり ました。海外では、北米のビール市場はおおむね横ばいで推移しましたが、アジアのビール市場は引き続き成長し ています。食品・飲料業界では、天候や自然災害の発生等が需要に影響を及ぼしたと考えられます。不動産業界で は、首都圏オフィス賃貸市場において空室率が改善するとともに賃料水準も緩やかに上昇しています。
このような状況の下、当社グループでは、「サッポログループ経営計画2015年-2016年」に基づく成長戦略を加 速 させ 、特 徴の ある 「食 のメ ーカ ー」 とし て存 在感 を示 すと とも に平 成28年 度の 財務 目標 達成 を目 指し てき まし た。
国内酒類事業では、「ビール強化元年」を掲げ、基軸ブランドの強化に注力しました。特にビールの主力ブラン ド「サッポロ生ビール黒ラベル」では一貫したマーケティング戦略が功を奏し、ビールの総需要が減少する中で2 年連続の売上アップを達成しました。ビール類以外の伸長分野では、ワインやスピリッツ類において高付加価値の 商品に注力し、多層化を推進しました。
国際 事業 では 、北 米 の プレ ミ アム ビー ル市 場に おい て 、カ ナダ の「 スリ ーマ ン 社 」及びア メリ カの 「 サ ッポ ロ USA社」が積極的な販売活動を実施しました。アメリカの飲料市場においては、「カントリー ピュア フーズ社」 が果汁シャーベット事業を買収し、売上拡大を図りました。ベトナムにおいては、マーケティング投資を継続し、
「サッポロ」ブランドの構築を進めています。4月には瓶製品のクオリティアップを実施し、7月には中価格帯の 市場に新商品を投入しました。
食品・飲料事業では、国内において、経営課題とする営業力強化とコスト削減に取り組み、強みであるレモン、 スープを中心とした主力ブランドへの投資を集中しました。海外においては、インドネシアで製造・販売を行う合 弁 会社 を設 立、 ミャ ンマ ーで は ライ セン ス生 産の 工場 が 竣 工し、 東南 アジ アを 起 点とし た 飲料事 業 を強 化しま し た。
外食事業では、国内において、基幹業態の「銀座ライオン」「ヱビスバー」を中心に出店を行う一方、収益力改 善に向けて不採算店舗の閉鎖・業態転換を進めました。シンガポールにおいては、引き続き「銀座ライオン」ブラ ンドを世界に発信すべく取組みを進めています。
不動産事業では、保有する賃貸不動産物件が高稼働率で推移しました。中核施設の「恵比寿ガーデンプレイス」 に おい て、 街の 魅力 向上 のた め に飲 食エ リア など のバ リュ ー アッ プを 推進 しま した 。9 月 に は「発 信と 交 流の拠 点」をコンセプトにした複合商業施設「GINZA PLACE(銀座プレイス)」が開業しました。
以上の結果、当期における当社グループの連結業績は、以下のとおりです。 売上高
国内酒類事業では、ビール類の売上数量が前期並みとなりましたが、多層化の売上数量が前期を上回った影響な どから、増収となりました。一方で、国際事業では、北米やベトナムのビール売上数量が前期を上回り、「カント リー ピュア フーズ社」が買収した果汁シャーベット事業も寄与しましたが、為替の影響を受けて減収となりまし た。食品・飲料事業では、国内食品・飲料の売上数量が前期を上回り、増収となりました。外食事業では、「マル シンカワムラ社」「銀鱗水産社」が新規連結となり、増収となりました。不動産事業では、9月に開業した
「GINZA PLACE(銀座プレイス)」などにより増収となりました。
以上の結果、連結売上高は5,418億円(前期比80億円、2%増)となりました。 営業利益
国内酒類事業では、ビール類におけるビールの構成比が上昇し、品種構成が改善した影響や、固定費の減少によ
以上の結果、連結営業利益は202億円(前期比63億円、45%増)となりました。 経常利益
連結営業利益の増加により、連結経常利益は192億円(前期比59億円、45%増)となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益
特別損失に固定資産除却損14億円や、減損損失10億円を計上したこともあり、親会社株主に帰属する当期純利益 は94億円(前期比33億円、55%増)となりました。
以下、事業セグメント別の概況は記載のとおりです。
売上高(百万円) 営業利益(百万円)
平成27年 12月期
平成28年 12月期
増減率(%)
平成27年 12月期
平成28年 12月期
増減率(%)
国内酒類事業 273,651 279,476 2.1 8,635 11,745 36.0 国際事業 70,501 65,400 △7.2 154 906 487.8 食品・飲料事業 135,670 137,918 1.7 434 1,314 202.6 外食事業 27,004 28,120 4.1 522 663 27.0 不動産事業 20,872 22,900 9.7 8,281 10,328 24.7
[国内酒類事業]
国内におけるビール類総需要は、RTD(※1)への流出及び業務用市場の落ち込みが大きく、前期比98%弱にな ったと推定しています。
このような中で、国内酒類事業は、経営ビジョンとして「オンリーワンを積み重ね、No.1へ」を掲げ、当社グ ループならではの価値の提供を積み重ねるとともに、当期を「ビール強化元年」と位置付け、ビールに積極的な投 資をすることで、さらなる成長を目指しました。
ビールでは、「サッポロ生ビール黒ラベル」「ヱビスビール」の缶製品が好調で、ビール合計の売上数量は前期 比104%となり、2年連続で前期を上回りました。発泡酒では、「極ZERO(ゴクゼロ)」の売上数量が前期を下回 りましたが、新ジャンルでは、「麦とホップ The gold」が好調を維持しており、ビール類合計の売上数量は前期 比99%となり、総需要を上回りました。
RTDでは、高付加価値のコラボ商品である「サッポロ 男梅サワー」や「ネクターサワー」、「キレートレモンサ ワー」などが順調に推移し、売上高は前期を上回りました。
ワイ ンで は、 販売 の 強化 を進 めて いる 「ト レジ ャリ ー・ ワ イン ・エ ステ ーツ 社」 の 輸 入ワ イン「 ペ ンフ ォー ル ズ」、シャンパーニュの「テタンジェ」、日本ワイン「グランポレール」シリーズなどのファインワイン(※2) の売上高が伸長しました。
洋酒では、「バカルディ」「デュワーズ」等の主力ブランドが好調に推移したことで、売上高は前期を上回りま した。
和酒では、甲乙混和芋焼酎売上No.1(※3)の「こくいも」が好調に推移し、売上高は前期を上回りました。 以上の結果、国内酒類事業の売上高は2,794億円(前期比58億円、2%増)となり、営業利益は117億円(前期比 31億円、36%増)となりました。
た。アメリカの飲料市場においては、「カントリー ピュア フーズ社」が5月に買収した果汁シャーベット事業が 好調に推移しており、売上高が前期を上回りました。「シルバー スプリングス シトラス社」は新たな販路を獲得 した結果、売上高が前期を上回りました(決算取込期間調整後)。
東南アジアでは、ベトナムにおいて、前年11月にリニューアルをした「Sapporo Premium Beer」の缶製品が好調 に推移しており、売上数量は前期を上回りました。また、7月には「Sapporo Bluecap」を発売し、お客様からの 好評を得ています。シンガポールでは、グループ内の子会社と協働して同国内の家庭用及び業務用市場への販路を 拡大しており、ビール売上数量が前期を上回りました。
その他のエリアでは、韓国において、業務提携先の販売網を通して同国内の家庭用及び業務用市場のビール販売 強化 の取り 組みを続 け、「 Sapporo Premium Beer」の取扱店 が増えた 結果、 ビ ール売上 数量が前 期を上回 りまし た。オセアニアでは、現地でのライセンス生産を核として同市場での販売強化に取り組んでおり、ビール売上数量 は前期を上回りました。
これらの取り組みを通じて、国際事業全体の「サッポロ」ブランドのビール売上数量は前期比106%となりまし た。
以上の結果、国際事業の売上高は円高の影響もあり、654億円(前期比51億円、7%減)となり、営業利益は9 億円(前期比7億円、488%増)となりました。
[食品・飲料事業]
国内における飲料の総需要は前期比102%と推定されます。
このような中で、食品・飲料事業は、レモン、スープを中心とした主力ブランドへの投資を集中し、ブランドの 強化と育成を図りました。
国内飲料では、お客様の嗜好にあわせた様々な商品の発売により、飲料における独自のポジションを確立するこ と を目 指し まし た。 その 結果 、 国産 茶葉 を使 用し た 「にっ ぽ ん烏 龍」 や、 北海 道富 良野 産 ラ ベン ダー を使 用し た
「富良野ラベンダーティー」など、国産素材にこだわった商品の販売が好調に推移しました。また、レモン飲料に おいては主力の「キレートレモン(PET・瓶)」に加え、機能性表示食品として「キレートレモン Moisture(モイ スチャー)」を発売するなど、新たな市場を創造することでキレートレモンブランドとして大きく売上を伸ばしま した。
国内食品では、スープの「じっくりコトコト」ブランドが当期で20周年を迎え、電子レンジ対応パウチの「じっ くりコトコト ご褒美Dining(ダイニング)」など、様々な新商品を投入しブランド強化を図りました。レモン食 品においては、「ポッカレモン100」の売上が堅調に推移し、レモン食品の売上金額は前期比105%となりました。 ま た、 新規 事業 とし て 、 「ト ー ラク社」 から 豆乳 飲 料・ 豆 乳ヨー グル トの 営業 権 を譲 受して 豆乳 事業 へ 本 格参入 し 、「 ソヤ ファ ーム 」 ブ ラン ド の豆 乳飲 料・ 豆乳 ヨー グル ト の販 売強 化、 及び ブラ ンド 認知 度 の拡 大を 図りま し た。
国内外食では、コーヒーショップの「カフェ・ド・クリエ」が、書店や病院内への積極的な店舗展開を行いまし た 。ま た、 「自 然と のつ なが り を感 じら れる 、ゆ った りと し たく つろ ぎの 時間 」 と いう コン セプ トの「 メ ゾン ・ ド・ヴェール」ブランドの確立を図りました。このような取り組みの結果、直営店の売上が堅調に推移し、売上高 が前期を上回りました。
海外飲料では、シンガポール国内でのお茶カテゴリーでNo.1ポジション(※)を維持しており、特に緑茶では 約70%のシェアを占めています。また、お客様と良好な関係を築き、ブランドの価値を提供し続けている企業に贈 られる「Influential Brands Awards 2016」において、POKKAブランドが非炭酸飲料カテゴリーでTOP1ブランドに 輝きました。
以上の結果、食品・飲料事業の売上高は1,379億円(前期比22億円、2%増)となり、営業利益は13億円(前期 比8億円、203%増)となりました。
※ データ出典:Nielsen Singapore MarketTrack March 2016(Copyright c 2016, The Nielsen Company)
[外食事業]
国内外食市場は、業界全体としては回復傾向にあるものの、採用コストや食材の仕入価格は引き続き上昇基調に あり、依然として厳しい経営環境にありました。
このような中で、外食事業は、企業理念である「JOY OF LIVING~生きている喜び~」のもと、安全・安心な商 品の提供を心がけ「お客様へ100%満足の提供」を目指す店舗づくりを進めてきました。
国内では、新規出店については、動物園内初出店となる「ガーデンテラス ライオン」を旭川・旭山動物園に、 クラフトビールをメインとする新業態「CRAFT BEER KOYOEN」を名古屋に出店するなど、新たな地域や業態にチャ
産 社」 を新 規連 結に 加 え まし た。一 方で 、不 採算 であ った 8 店舗 を閉 鎖し たこ とに より 、 当期末 の 国 内店舗数 は 200店舗となりました。
シ ンガ ポー ルに おい ては、当 期末 の店 舗 数は 14店舗 と なっ てお り、平 成27年 11月に立 ち上 げた 新たな ブラ ンド
「とん吉銀座食堂」とともに、「銀座ライオン」ブランドを世界に発信すべく地域に愛される店舗づくりを進めて います。
以 上 の 結 果 、 外 食 事 業 の 売 上 高 は 28 1 億 円 ( 前 期 比 1 1億 円 、 4 % 増 ) と な り 、 営 業 利 益 は 6 億円 ( 前 期 比 1 億 円、27%増)となりました。
[不動産事業]
国内不動産業界は、首都圏オフィス賃貸市場において、好調な企業業績を背景にオフィス需要が堅調なことから 引き続き空室率は低い水準で推移しており、賃料水準も緩やかな上昇傾向が継続しています。
このような中で、不動産賃貸では、収益の柱となっている「恵比寿ガーデンプレイスタワー」をはじめ、首都圏 を中心に保有する各物件で高稼働率を維持しています。また、既存テナントの賃料水準引き上げについても積極的 に取り組みを進めています。
複合商業施設「恵比寿ガーデンプレイス」においては、恵比寿のランドマークとして「大人の街」となるべく、 ブランド力強化と利便性向上を図るためのバリューアップを推進しています。商業エリアでは、10月に展望レスト ラン街38階を、「Grand&Casual ~本物を気軽に愉しむ贅沢」のコンセプトのもと、展望スペース「SKY LOUNGE」 を新設したほか、モダンに和食が愉しめるフロアへと全面リニューアルするとともに、JR山手線沿いに位置するシ ティウォール区画を、「大人の社交場(Bar)」をコンセプトにした飲食エリア「BRICK END(ブリックエンド)」 として新たにオープンしました。街を訪れるお客様に様々なシーンに合わせて集い、愉しんでいただけるよう、食 体験のバリエーションを充実させることで、街の活性化と賑わいの創出に取り組みました。また、平成26年10月に 開業した「恵比寿ファーストスクエア」は、高度な安全性・快適性・環境性能を備えた競争力のあるオフィスビル としてお客様より高い評価をいただき、開業以来、満室稼働を維持しており、当期は更なる収益拡大に貢献しまし た。
不動産開発では、銀座四丁目交差点の一角に、「発信と交流の拠点」をコンセプトにした複合商業施設「GINZA PLACE(銀座プレイス)」が9月に開業しました。銀座の新たなランドマークとして、また日本の伝統や文化、先 端技術など様々な情報発信を行う施設として、国内外のお客様から注目を集め、12月には早くも累計来館者100万 人を達成し、街の賑わい創出に貢献しています。また、札幌市が都心まちづくり重点地区と位置付けて進める「創 成川以東地区」の再整備計画に合わせ、複合商業施設「サッポロファクトリー」の改装を進めるとともに、隣地駐 車場跡地の再開発に着手し、新たな商業施設の建設を進めています。
一方、長期的な視点から引き続き物件ポートフォリオの見直しを行っており、12月には旧ポッカ社創業の地であ り 、サ ッポ ログ ルー プと ゆか り が深 い名 古屋 の商 業 の中心 地 、中 区栄 にあ る商 業 ビ ルの信託 受益 権 を取得 しま し た。
以 上の 結果、 不動 産事業 の売 上 高は 229億 円(前期 比20億円 、10%増 ) 、営 業 利益は103億円( 前期比 20億 円、 25%増)となりました。
なお、当連結会計年度より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適 用し、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前期末に比べ0億円(1%増)増加 し、当連結会計年度末には104億円となりました。
2【生産、受注及び販売の状況】
(1)生産実績
当連結会計年度における生産実績を示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 生産高(kl)
前期比(%)
国内酒類事業(ビール・発泡酒・新ジャンル等) 672,596 0.1
国内酒類事業(ワイン・焼酎等) 48,660 3.4
国際事業(ビール等) 196,956 △1.0
国際事業(飲料水等) 430,939 10.9
食品・飲料事業(飲料水等) 363,481 19.1
(2)受注実績
当社グループでは、ほとんど受注生産を行っておりません。
(3)販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 販売高(百万円)
前期比(%)
国内酒類事業 279,476 2.1
国際事業 65,400 △7.2
食品・飲料事業 137,918 1.7
外食事業 28,120 4.1
不動産事業 22,900 9.7
報告セグメント計 533,815 1.2
その他 8,031 32.8
合計 541,847 1.5
(注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
相手先
前連結会計年度 当連結会計年度
販売高(百万円) 割合(%) 販売高(百万円) 割合(%)
国分㈱ 79,177 14.8 82,686 15.3
3 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
3【対処すべき課題】
サッポログループは、「潤いを創造し豊かさに貢献する」を経営理念に掲げ、「ステークホルダーの信頼を高める誠実 な企業活動を実践し、持続的な企業価値の向上を目指す」ことを経営の基本方針として、企業活動を実践しています。
(1)中長期的な経営戦略ならびに目標とする経営指標
当 社 は 201 6年 ( 平 成 28 年) 1 1月 、 グ ル ープ 創 業 15 0年 の 節 目 を 迎え る 20 26 年 ま で の10 年 間 に 、当 社 が 進 む べき 方 向 性 と、2017年から2020年までの4年間で取り組む基本戦略をまとめた「サッポログループ長期経営ビジョン『SPEED150』」 および「第一次中期経営計画2020」を策定しました。
サッポログループ長期経営ビジョン「SPEED150」
経 営理 念お よび経営 の基 本方 針は 踏 襲し なが ら、 スピー ドを 持っ て経営 改革 と事 業成長 に取 り組 むこと で実 現さ せる
「2026グループビジョン」と「行動指針」を定めました。
グループの成長の源泉は、創業以来140年の歴史の中で培われた「ブランド資産」であると改めて認識した上で、グル ープのコア事業を『酒』『食』『飲』の3分野と位置づけ、不動産事業とともにグループ保有のブランドを育成・強化し ていきます。国内に数多ある食品企業の中でも、『酒』『食』『飲』の3分野を展開するユニークな強みを活かし、特長 ある商品・サービスをグローバルに展開し、お客様との接点拡大を図ることで、力強い成長を目指します。
○2026グループビジョン サッポログループは
世界に広がる『酒』『食』『飲』で
個性かがやくブランドカンパニーを目指します
○行動指針
1.イノベーションと品質の追求による新たな価値の創造で、世界のお客様のより豊かな生活に貢献します 2.お客様同士のコミュニケーション活性化に役立つ商品・サービスの提供とブランド育成に努めます 3.環境変化に対応し、効率的な経営の実践に努めます
(2)当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当社は株式会社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針(以下「会社の支配に関する基本 方針」)を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりであります。
Ⅰ 会社の支配に関する基本方針
当社は、持株会社として、国内酒類事業、国際事業、食品・飲料事業、外食事業及び不動産事業を主体とする当社グル ープの事業の全体にわたる経営を統括しており、その経営に当たっては、幅広いノウハウと豊富な経験、並びに国内外の 顧客・従業員及び取引先等のステークホルダーとの間に築かれた関係等への理解が不可欠です。したがって、当社の財務 及び事業の方針の決定を支配する者に、これらに関する十分な理解がなくては、株主の皆様が将来実現することのできる 株主価値を毀損してしまう可能性があり、明らかに当社株主の共同の利益を著しく損なうと判断される当社株券等の大規 模な買付行為(以下「大規模買付行為」といい、かかる買付行為を行う者を以下「大規模買付者」といいます。)に対し て当社取締役会が適切と考える措置を取ることも、当社株主の共同の利益を守るために必要であると考えます。
Ⅱ 当社の財産の有効な活用、適切な企業集団の形成その他の会社の支配に関する基本方針の実現に資する特別な取り組 み
当社は平成28年11月に、平成29年(2017年)からグループ創業150周年に当たる平成38年(2026年)までの10年間に進 むべき方向性を定めた「『サッポログループ長期経営ビジョン『SPEED150』」を策定し、発表しました。『SPEED150』で は、グループ成長の源泉を、創業以来140年の歴史の中で培われた「ブランド資産」であると改めて認識した上で、グル ープのコア事業を『酒』『食』『飲』の3分野と位置づけます。既存事業の成長に加え、「『食』領域の拡大」と「グロ ーバル展開の推進」を戦略テーマに掲げながら、不動産とともにグループ保有のブランドを育成・強化していきます。
また当社は、純粋持株会社体制に移行する以前の平成11年3月から執行役員制を導入し、平成14年3月から取締役任期 を1年に短縮するなど、積極的にガバナンス体制の強化に取り組んでまいりました。平成15年7月に純粋持株会社体制に 移行して以降、段階的に独立社外取締役の増員を図っており、平成21年より3名の独立社外取締役を選任しております。 今後も、当社では、「基本方針」に基づき、持続的な成長と中長期的な企業価値向上の実現に向け、ガバナンスの強化充 実に取り組んでいく所存です。
Ⅲ 会社の支配に関する基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防 止するための取り組み
当社は、Ⅰで述べた会社の支配に関する基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支 配されることを防止するため、大規模買付行為が行われる場合、大規模買付者には一定の合理的なルール(以下「大規模 買付ルール」といいます。)にしたがっていただくこととし、これを遵守した場合及び遵守しなかった場合につき一定の 対応方針を定め、これらを取りまとめて当社株券等の大規模買付行為への対応方針(以下「本対応方針」といいます。) として定めています。
当社の定める大規模買付ルールは、当社株主の皆様が大規模買付行為に応じるか否かを判断するために必要な情報や、 当社取締役会の意見を提供し、更には当社株主の皆様が代替案の提示を受ける機会の提供を保証することを目的として、 大規 模買 付者 に対 して 、大 規模 買付行 為 に関す る必 要かつ 十分 な情 報を 当社取 締役 会に 事 前に 提供 するこ とを 求め てお り、大規模買付行為は、その後に設定される当社取締役会のための一定の評価期間が経過した後にのみ開始されるものと しています。大規模買付者がかかる大規模買付ルールを遵守した場合、当社取締役会は、当該大規模買付行為が明らかに 当社株主の共同の利益を著しく損なうと判断される場合を除き、大規模買付行為に対する対抗措置は取りません。他方、 大規模買付者が大規模買付ルールを遵守しなかった場合には、当社取締役会は、当社株主の共同の利益を守ることを目的 として、会社法その他の法律及び当社定款が認める対抗措置をとり、大規模買付行為に対抗することがあります。
本対応方針の詳細につきましては、当社ホームページ
(アドレスhttp://www.sapporoholdings.jp/news_release/0000020164/pdf/daikibokaitsuke.pdf)に掲載しています。 本対応方針は、平成29年3月30日に開催された当社第93回定時株主総会において株主の皆様の承認を得た上で発効して おり、有効期間は平成32年3月31日までに開催される当社第96回定時株主総会の終結の時までとなっています。但し、当 社株主総会の決議をもって本対応方針の廃止を決定した場合には、上述の有効期間中であっても本対応方針を廃止するこ とができますし、株主総会の決議を経ずに当社取締役会が廃止を決定することによっても、本対応方針はその決定の日を もって失効します。本対応方針の廃止を決定した場合、当社取締役会はその旨を速やかにお知らせします。
Ⅳ 本対応方針が会社の支配に関する基本方針に沿うものであり、株主共同利益を損なうものではないこと、会社役員の 地位の維持を目的とするものでないこと及びその理由
(1)本対応方針が会社の支配に関する基本方針に沿うものであること
本対応方針は、大規模買付ルールを遵守しない大規模買付者に対して当社取締役会が対抗措置を講じることがあること を明記しています。また、本対応方針は、大規模買付ルールが遵守されている場合であっても、大規模買付行為が明らか に当社株主の共同の利益を著しく損なうものと当社取締役会が判断した場合には、かかる大規模買付者に対して当社取締 役 会は 当社株 主の 共同 の利 益を 守るた めに 適切 と考 える 対抗措 置を 講じる こと があ ること を明 記し ていま す。 この よう に、本対応方針は、会社の支配に関する基本方針に沿って設計されたものといえます。
(2)本対応方針が当社株主の共同の利益を損なうものではないこと
Ⅰで 述べた とお り、 会社 の支 配に 関する 基本 方針 は、 当社株 主の 共同 の利益 を尊 重する こと を前 提とし てい ます 。ま た、本対応方針は、かかる会社の支配に関する基本方針の考え方に沿って設計され、当社株主の皆様が大規模買付行為に 応じるか否かを判断するために必要な情報や当社取締役会の意見の提供、代替案の提示を受ける機会の提供を保証するこ とを目的としており、本対応方針によって、株主の皆様は適切な投資判断を行うことができます。このように、本対応方 針は、当社株主の共同の利益を損なうものではなく、むしろその利益に資するものであると考えます。
(3)本対応方針が当社役員の地位の維持を目的とするものではないこと
本対応方針は、当社取締役会が対抗措置を発動する場合を事前かつ詳細に開示しており、当社取締役会による対抗措置
いる委員で構成される独立委員会へ諮問し、同委員会の勧告を最大限尊重するものとされており、本対応方針には、当社 取締役会による適正な運用を担保するための手続も盛り込まれています。
以上から、本対応方針が当社役員の地位の維持を目的とするものでないことは明らかと考えます。
4【事業等のリスク】
当社グループの経営成績及び財務状況など(株価などを含む)に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のよ うな もの があ りま す。 なお 、文 中の 将 来に関す る事 項は 、 平成28年12月31日 現在 に おい て当 社が 判断し たも ので す。
①経済情勢及び人口動態の変化について
当社グループの売上高は主に国内の景気動向による影響を受けるため、経済情勢の変化による景気悪化に伴い、 主要製品の出荷変動、デフレ傾向による主要製品の単価下落の可能性や保有資産の価値の低下につながる可能性が あります。また、日本国内の少子高齢化現象が市場全体の縮小を招き、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
②特定事業分野への依存度について
当社グループの主要な報告セグメントは国内酒類事業であり、平成28年12月期における連結売上高の52%を占め ています。
この国内酒類事業への高依存体質を脱却し、さらなる収益性の拡大を目指すため、海外市場での事業活動の拡充 を図っております。
しか しな がら 、依 然、 国内 酒 類事 業へ の依 存は 高 く、 国 内市場 での 需要 が減 少 す る中での 競合 他社 との 価 格 競 争、消費者の嗜好の変化、商品値上げ、冷夏や長期間にわたる梅雨などの要因によって売上が減少した場合、当社 グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
③海外における事業活動について
当社グループは、海外市場での事業活動を拡充することにより利益の拡大を図っており、特に国際事業において は米国・カナダを中心に拡充しております。
ア ジアに おいて は、 シ ンガポ ールを中心に 飲料・ 外 食の 事 業活動を行って おりま す。また 、ベト ナムにお いて は、ロンアン工場にて現地産ビールの製造・販売をしています。
こ れらの当社 グ ループ の海外 におけ る事業 活動にお いては 、経済 の動向、 競争 環 境の変 化や為替 相場の 変動に 加えて、投資、貿易、税及び為替等に関する法的規制の変更、商慣習の相違、労使関係、テロリズム、伝染病並び にその他の政治的・社会的・経済的混乱等の要因により、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
④食品の安全性について
当社グループは品質保証体制の確立に向けて取り組みを強化していますが、当社グループ固有の品質問題のみな らず、社会全般にわたる一般的な製品及び原料に係る品質問題などが発生した場合、製品回収、出荷不良品発生な どの可能性があります。外食事業においては、食中毒が発生した場合、一定期間の営業停止などを命ぜられ、業績 に悪影響を及ぼす可能性があります。
⑤製造委託品及び仕入商品について
当社グループは一部の商品について外部に製造委託を行っています。また、仕入商品も取り扱っています。製造 委託商品や仕入商品についても品質については万全を期していますが、当社グループの取り組みの範囲を超えた品 質問題などが発生した場合、販売休止、製品回収などの可能性があり、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
⑥原料・資材価格について
当社グループの使用する主要な原料・資材には、その価格が商品相場や為替市場等の状況により変動するものが あります。それら原料・資材の価格が高騰することにより、売上原価が上昇し、業績に悪影響を及ぼす可能性があ ります。
⑦設備投資計画等について
当社 グル ープ では 、設 備投 資 、シ ステ ム開 発を 継続 的 に行 って おり ます が、 当 初 計画から のス ケジ ュー ルの 遅 れ、投資予定額の増加などにより業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
⑧顧客情報流出について
当社グループでは個人情報の管理の徹底に向けた体制作りを強化していますが、今後、予測不能のウィルスの侵 入や情報への不正アクセスなどにより、個人情報の流出などの問題が発生した場合、当社グループへの損害賠償請 求や信用の低下などにより費用の増加や収益の減少が発生し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
⑨得意先への信用リスクについて
当社グループは得意先や投資先の信用リスクに備えていますが、予期せぬ倒産などの事態により債権回収に支障 が発生した場合など、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
⑩法的規制などの影響
当社グループは、酒税法や食品衛生法、環境・リサイクル関連法規、景品表示法などの様々な法的規制の適用を 受けています。また、事業を展開する各国の法的規制の適用を受けています。このような中、法的手続きによる権 利の保全にも万全を期していますが、将来において新たな法的規制などが設けられる可能性があり、これらの法的 規制などの適用を受けることとなった場合、事業活動が制限されたり、新たな費用が発生したりすることで業績に 悪影響を及ぼす可能性があります。例えば、酒税の増税や消費税の増税などが実施されることでの需要の減少、ビ ール・発泡酒を始めとする酒類の広告に対する規制や、酒販店店頭での販売時間に対する規制、酒類販売場所の規 制が広がっていく場合、需要の減少や新たな規制に対応するための費用などの要因について、業績に悪影響を及ぼ す可能性があります。
⑪訴訟のリスクについて
当社グループでは、事業の遂行にあたり従業員啓発のための研修を通じたコンプライアンスの推進により、各種 法令違反等の低減努力を実施しております。しかしながら、国内外の事業活動の推進にあたって、当社グループ各 社及びその従業員の法令等に対する違反の有無にかかわらず、製造物責任法、知的財産法等の問題で訴訟を提起さ れる可能性があります。また、訴訟が提起される事態、また訴訟の結果によっては、当社グループの業績に悪影響 を及ぼす可能性があります。
⑫自然災害等によるリスクについて
当社グループは保有するオフィス、商業、住宅などの施設及び工場などの設備安全について火災などの事故発生 防止の体制作りを強化するとともに、地震などの自然災害の発生時に、人的被害・工場などの設備破損が生じない ように管理体制の確立を行っています。しかし、大規模な自然災害及び二次災害の影響により、損害が発生する可 能性があり、商品供給に支障をきたすなど、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
⑬金融負債について
当社グループでは、各事業の必要資金の多くを、社債や金融機関からの借入により調達しており、金融負債は総 資産に比して高い水準にあります(平成28年12月31日現在2,381億円(連結ベース)、総資産の38%)。当社グル ープでは成長戦略の遂行に伴い大規模な投資等を行うことにより、さらに金融負債が増加する場合もあります。ま た、今後、市場金利が上昇した場合や、格付機関が当社の格付を引き下げた場合には、金利負担が重くなったり資 金調達の条件が悪化することにより、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
⑭退職給付債務について
当社グループの従業員退職給付費用及び債務は、割引率など数理計算上で設定される前提条件や年金資産の期待 運用収益率に基づいて算出されています。
実際の結果が前提条件と異なる場合、または前提条件が変更された場合、その影響は数理計算上の差異として累 積され、発生時の従業員の平均残存勤務期間で費用処理されるため、将来において認識される費用及び計上される 債務に影響を及ぼします。また、退職給付会計導入時の会計基準変更時差異は15年で費用処理しております。
⑮固定資産の減損について
当社グループでは、当社及び日本国内の連結子会社においては固定資産の減損に係る会計基準に基づき、減損の 基準に該当する有形・無形の固定資産等は減損損失を計上しています。また、海外の連結子会社においては適用し ている会計基準に基づき、必要に応じて減損損失を計上しています。しかしながら、今後、市場環境や事業環境の 変化などによっては、新たに減損損失の要件に該当する資産が発生したり、売却することとなった場合にはその価 格により固定資産売却損を計上する可能性があり、これにより当社グループの業績や財政状態に悪影響を及ぼす可 能性があります。
⑯事業・資本提携について
当社グループでは、中期経営計画に沿って成長に向けた競争力強化の一環として国内外他社との事業・資本提携